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更新日 08/8/23

「お庭の芝作り」〜第4話


張り芝はホームセンターなどで販売していますが、広範囲に張られる場合には、産地直送を希望された方が荷降ろしもスムーズに行えます。
張り芝の販売標準サイズは、1束10枚(28cm×36cm)が基本になり、1束で約1uの面積に張れます。
芝の張り方としてはベタ張り、目地張り、互の目張り、市松張りの方法があります。
目地張りが一般的な方法ですが、芝と芝の間をあけて張るため、目地が広ければそれだけ密な芝になる時間を要し、狭ければ芝になる期間が短くなりますが、逆に芝を多く必要とします。

ベタ張り(総張り)は全面に張る方法で、張り芝をもっとも多く必要とします。
ベタ張りは均一な面になる時間が早く、ゴルフ場のティグランド、フェアウェイ、公園の緑地のような場所に採用されています。
芝張りの時期としては、高麗芝や野芝の生育が旺盛になる5月下旬から8月下旬までの期間が理想です。平均気温10℃以上で成長を始め20〜30℃が生育適温になり、温度の上昇に比例して芝も良く伸びます。
また、適度の肥料散布と定期的に水分を補給することで芝が良く伸びます。
芝が生育旺盛な時期は、最低でも1週間に一度の芝刈りをしないと美観も悪くなり、病害虫の発生を見逃すことになります。
頻繁に刈り込むことで、雑草の種と発芽時の芽を取り除きます。
基本に忠実な芝管理を行うことは、健全な芝生を作る結果になり、病害虫や雑草対策に悩むことはありません。
次回は定期的な芝管理について説明いたします。








芝の張り方
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