コースメンテナンス
更新日 08/7/26

「お庭の芝作り」〜第3話


前回の日誌では、芝の種類・床砂選択時での注意点を掲載しました。
今回は、第二段階の床肥(芝を張る直前の床土に混ぜる肥料)の必要性と作業手順をご紹介いたします。
床肥は芝張り後の活着促進効果と生育段階の芝密度を向上させるとともに、長期間緑の芝を維持することが可能になります。
物価の高騰により、各種肥料も値上がりしている現状では、購入費も押さえたいと思われますが、芝管理を継続して行くためには重要なポイントになります。
一般的な肥料としては、家畜の糞や食品の残飯を堆肥化させた物が、安価で有効的な肥料になります。
木材チップを堆肥にしたバーク堆肥は、色むらや各種キノコが大量発生する場合があるので、使用を控えた方が良いです。
堆肥の量は100g〜200g/uを床土と均一に混合します。
床土上に堆肥を全面に広げて、それから家庭用の耕運機か手クワで、細かく混ぜてください。
混合が終われば次に表面を均し板で平らに均して行きます。
均した後は、転圧ローラーか転圧ランマー(転圧機がない場合は、人の足で踏み固めるのも結構です。)で隅々まで押さえてください。転圧を怠りなくすることは、芝生育最盛期の芝刈り機械刃のトラブル予防と芝刈り時のガジリ防止になります。
次回は、張り芝作業のポイントを掲載します。





床砂に混合する堆肥(安価です)


床砂混合及び芝生育期の芝表面に蒔く化成肥料
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